”せどり”で学んだキャッシュフロー管理術

せどり

【私が副業で”せどり”を選んだ理由】

他の副業よりも簡単に結果が出せるからでした。

私の子供たちが学生でまだまだお金がかかるときで、本業収入だけでは不安でした。
初月に売れることはありませんでしたが、2ヶ月目から少しずつ売るようになりました。というより、売れる商品を仕入れることができたのです。

はじめて売れた商品は、ゲーム機でした。
それから、ドライヤー、スピーカー、携帯電話、イヤホン、ヘッドホンなど電化製品
最後の方では、もっぱらカメラ(一眼レフカメラ、デジカメ等)、交換レンズでした。

はじめて売れたときは、「私でもできるんだ」と非常に嬉しかったことを覚えています。
それから、徐々に売上げも伸びていきました(^^)

【黒字なのに口座残高が増えない違和感】

月間売上げ:100万~110万円
利益:10万~20万円

それなのに現金が残らない!!

「なぜ…?」

理由は”在庫”
それともう一つは、支払いと売上げの振り込み期日のズレ

常に数十万円分の在庫を抱えていて、

商品の仕入れは、”クレジットカード”
支払いは、月末。
売上げの振り込みは、月に2回。

数字上では黒字なのに、手元に現金が残らなかった!!

【売上げとキャッシュフローは別物】

売上げ=帳簿上の数字
利益=計算上の成果
キャッシュ=今使えるお金

売上げ:100万~110万円
利益:10万~20万円
仕入れ:80万~90万円
必要固定費:約5万円
手元資金:150万~200万円

【在庫が増えるほど不安が増えた理由】

ある一定のデータを元に仕入れるので、2~3ヶ月以内には売れるのですが、毎月大体数十万円分の在庫を抱えていました。

在庫(=売れていない商品)は、”凍ったお金”(=拘束されたお金)

「商品を仕入れ→売れる」という回転率が低いと資金が拘束されます。

心理的なお話ですが、
人は「損失回避バイアス」というものがあるそうです。
(「損失回避バイアス」とは、人が同じ価値の「利益」と「損失」を比較した場合、”損失”のほうが”利益”よりも心理的な影響を大きく感じるという行動経済学の概念のこと。)
脳は損失を強く感じます。
1万円失う痛みは、1万円得る喜びより強い。
だから在庫が増えると不安になります。

【私が撤退を決めた判断基準】

ある一定のデータを元に仕入れてはいましたが、ライバルが増えれば増えるほど、自分の在庫の売れ行きは悪くなります。

在庫総額:50万~80万円
副業で行っている私には負担が大きくなってきたのです。

そのことばかり考える日々が続き、本業にまで影響を与えかねない状況にあったのです。
一旦、仕入れた商品を精算し、”せどり”副業から撤退することを決めました。

最終利益は、プラスマイナスゼロ、損も得もなかったように思います。

撤退=失敗ではありません。
”せどり”で経験したことやその時に得た情報、学んだことは今も役立っています。

【”せどり”で学んだキャッシュフロー管理の3原則】

① 仕入れは余剰資金の範囲内で行う。
 生活費を切り崩してまで、仕入れをしてはいけない。
 クレジットカード払いなので、しっかりと仕入れ金額管理を行うこと。
 エクセルを用いて、仕入れ金額管理をしていました。

② 回転率を最優先に考える。
 「売上げ(帳簿上の数字)、利益(計算上の成果)、キャッシュ(今使えるお金)」は、売上げ
 と利益が計算上あるからといって、今使えるお金(自由になるお金)があるとは限りません。
 売れ行きの悪いものは、値段を下げて、赤字になってでも売れるようにし、資金を回すように
 考えをシフトした方が良い場合もがございます。

③ 常に「最悪ケース」を想定しておく。
 通常販売しているルート以外にも、在庫をどのようにさばくか、処分するかを考えておくように
 する。
 例えば、”せどり”仲間に引き取ってもらうやセカンドストリート、ハードオフ、ブックオフと
 いった中古品を取り扱っているお店や買取大吉や大黒屋のような買取店に売るなど…

【副業で一番怖いのは赤字ではなく資金ショート】

☆赤字
 利益がマイナスの状態。
 売上 − 経費 = マイナス。
 これは“成績が悪い”って話。

☆資金ショート
 手元の現金が足りなくなって、支払いができなくなること。

☆なぜ赤字より資金ショートが怖いのか?

 例えば ①:赤字だけど現金はある
      ・今月の利益:−5万円
      ・銀行口座:100万円ある→ まだまだ大丈夫!立て直せる。


 例えば ②:黒字だけど現金ゼロ
      ・売上:100万円
      ・仕入れ代:80万円
      ・利益:20万円(黒字)
       しかし…
      ・お客さんからの入金は2ヶ月後
      ・仕入れ代の支払いは今月
      ・銀行残高:5万円→ 支払いができない。終了!
       ※これが”資金ショート”だ~

【まとめ:”せどり”副業を続けるために最優先すべきこと】

☆売上げに酔わないこと
 売上げが上がっているからといって、どれだけの利益があるか、きちっと管理すること。
 ”今使えるお金”がどれだけあるか管理しておき、仕入れを行うこと。

☆在庫を増やしすぎないこと
 売上げを増やすには一定の在庫が必要になります。
 だからといって、在庫を持ちすぎると”資金ショート”になってしまいます。
 在庫を持ちすぎないように管理しましょう!!
 在庫が増えてくると、自然と仕入れを少し抑えようという考えになります。
 この抑えようという考えは”せどり”副業をやり続けていれば養われてくると思います。
 「じゃあ、なぜお前は仕入れを抑えて、やり続けなかったのか?」と思われるところですが、
 私の場合は、ライバルが増え、利益が出にくくなり、撤退することを決意したのです。
 
☆お金の流れを見える化
 管理表を作成
  ○原価(いくらで仕入れたか?)
  ○経費(送料や販売手数料などいくら掛かったか?)
  ○売上げ(いくらで売れたか?)
  ○利益
  ○いつ売れたか?いつその売上げは自分の手元に入ってくるか?
 売上げ、利益、キャッシュ(今使えるお金)を見える化する。

私自身は、”せどり”副業を継続することはできませんでしたが、今もやり続けている方たちはいます。
どんな副業にせよ、本業収入とは別に収入があることは嬉しいことです。
副業をすることは時間と労力を奪われ、大変な思いはしますが、お金と気持ちに少し余裕ができますし、色々と学びがあります。
今は”せどり”副業をやめてしまいましたが、色んなことが学べたので、やって損はなかったと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^^)

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